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英国の伝統的な装飾


英国の伝統的な装飾に「バルボスレッグ(BULBOUS LEG)」があります。
バルボスレッグの代表的な家具は、ダイニングテーブルですが、ダイニングチェアやサイドボードなどにもよく見られます。

バルボスレッグ(BULBOUS LEG)

ダイニングチェアのバルボスレッグはもともと、ドローリーフテーブルの脚に合わせて同じデザインで作られました。アンティークの場合は、テーブルとセットで見つかることはなかなか珍しいことなので、もし同じデザインで見つけることができたら、ラッキーです!

さて、バルボスレッグは、イギリスのゴシック様式の僧院の柱に使われていた球根のような形のデザインが始まり。
その後、球根型の脚に彫刻が施されるようになり、その豪華な装飾は、いろんな家具に用いられました。一般的には、16世紀から17世紀初めごろのエリザベス女王時代に流行したデザインです。バルボスレッグの誕生は12~15世紀頃のチューダー様式です。

カップアンドカバーレッグ


当初は、カップが上下にくっついているようなデザインの「カップアンドカバーレッグ」という表面に彫刻などの装飾はなく球状のバルボスレッグでした。

16世紀後半になると、イギリスだけでなくフランスの家具の脚にもバルボスレッグが使われ流行しました。エリザベス様式のこの時代のバルボスは、球状の部分に彫刻が施されて、とても豪華なデザイン。

「繁栄」の意味の葡萄や、「長寿の象徴」のアカンサス(葉あざみ)など縁起の良いデザインが多く使われました。

葡萄とアカンサスの彫刻が施されたバルボス


ジャコビアン時代に入ると、貴族に好まれ、ルネッサンスの影響を受けた派手な装飾から、シンプルで上品なデザインへ。バルボスレッグは花瓶のような形へと変化しました。

花瓶型のシンプルなバルボス


時代に合わせていろいろ形を変えながら長く愛され続けているのがバルボスレッグの最大の魅力でしょう。

ぜひ当店舗、オンラインショップにお好みのバルボスレッグを見つけに来てください。

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