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アンティークのお話し

アンティーク家具にさまざまな様式があるように、家具に使われる金物もそれぞれの時期に流行がありました。今回は引き手とキャスターについてご紹介します。

金物取手が作られ始めたのは16世紀後期です。

装飾性が重要視されるようになったのは17世紀後半、この時期からさまざまなデザインのものが作られるようになります。ちょうどカロリアン様式やウィリアム&メアリー様式の時代です。

素材は鉄からオルモルへと変化し座金、取手の装飾が華やかになっています。

ちなみにオルモルとは金メッキを施す技術を指す言葉で、青銅、真鍮に金メッキを施した金具をオルモル金具と呼びます。

17世紀から19世紀に流行した引き手のデザイン

a,17世紀初期  b,c,18世紀初期  d,18世紀前期後半  e,h,l,i,j,18世紀後半  

f,m760年ごろ  g,n,18世紀中期  k,1780年以降

           

キャスターは16世紀から家具に取り付けられるようになはじめは木製の車輪でしたが、次第に革製、鉄製、真鍮製と順に切り替わっていきます。

特に18世紀後期から19世紀初期にかけて発達し、パッドフットや先細りの脚、小型家具にも取り付けられるようになりました。

またこれまで家具の雰囲気を損なわないように小振りで目立たない物がデザインされてきましたがライオン脚や葉模様ののようなキャスターがも作られました。

18世紀から19世紀に流行したキャスターのデザイン

       

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