ヨーロッパ最古のクリスタルプランド「サンルイ」
「サンルイ」のご紹介
クリスタルガラスのブランドといえばフランスの「バカラ」を思い浮かべる方が多いと思います。
そのバカラと深い関わりのあるヨーロッパ最古のクリスタルブランド「サンルイ」をご紹介します
・サンルイの成り立ち
1586年
サンルイはフランスのロレーヌ地方北ヴォージュの小さな谷の中心部、ミュンツタールという場所でミュンツタール・ガラス工房として始まります。このロレーヌ地方は後のエミールガレ、ドームなどナンシー派発祥の地でもあります。
工房が開いてから180年後の1767年にはルイ15世により聖王と呼ばれたルイ9世の名「Saint-Louis」にちなみ、「サンルイ王立ガラス工房」の称号を授かります。
1780年
ついにヨーロッパ大陸で初めてクリスタルの製造技法を完成、無色透明のグラスよりもより透明度の高い鉛を含んだ高品質のクリスタルガラスの開発に成功します。
1816年
サンルイはすでにヴァル・サン・ランベールと合併していましたが、倒産していたバカラとも合併しました。この提携は1857年まで続きこの間にサン・ルイが開発した技術が、バカラやヴァル・サン・ランベールへ伝わったとされています。
そのためこの時期の商品は製造技術や質の類似点も多くプロでも見分けるのが難しいそうです。
1829年
サンルイはクリスタル・ガラスの製造に専念するようになり、この時期から名高いグラスを数々生み出しました。特に19世紀中期には、エッチングやグラビュールなどの技法を用いたグラスが制作され、サン・ルイの人気シリーズの製造技術が確立された時期となります。
19世紀末に第一次世界大戦の影響を受け工房の稼動が困難になり一時的に生産を中断することになりますが、再び製造を始めてからは最先端の流行と高い芸術性を纏ったクリスタル製品を作り出し世界中の貴族からのオーダーもあり格式の高いブランドへと成長しました。
1995年
エルメスグループの一員となり、よりセレブリティ溢れるブランドして新しい時代を築き上げています。
・サンルイのグラス
サンルイにはアポロやトリアノンなど様々なシリーズがありますが
ウェストウッドでは現在TOMMYとドレッシングセットの在庫がございます。
TOMMYシリーズ
イギリス兵士を表す俗語で「無名の兵士」を意味するTommy Atkinsに由来しています。
第一次世界大戦の休戦記念を祝うため、協商であったイギリスの兵士たちの功續を称えるため1928年に名付けられました。
スターカット、ダイヤモンドカット、ベベルカットなど、マスターガラス職人の専門知識と伝統的で卓越した技術がすべて含まれておりサンルイを代表するロングセラー製品です。
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