ダイニングテーブル
チッペンデールスタイルのダイニングテーブル
チッペンデールスタイルは、ジョージアン中期の家具デザイナーであるトーマス・チッペンデールが確立したスタイルのこと。
チッペンデールスタイルのダイニングテーブルには特有のデザインがあります。
まずは天板の縁のリーフパターン。テーブルの縁をぐるっと囲うように施された葉を連ねた彫刻。これがリーフパターンです。規則正しく並んだリーフの彫刻は全体をバランスよく見せてくれます。
次はニーのアカンサスの彫刻。4本の脚それぞれの膝には生命力の象徴アカンサスの葉が刻まれています。
そしてそのまま目線を下に移して今度は脚先のボール&クロウ。龍が玉を持つ様をモチーフとした脚先のことです。幸運を運ぶ縁起の良いデザインとされています。
大きく分けてこの3つがチッペンデールスタイルのダイニングテーブルの特徴と言えます。
総じてオーバル型のハンドルを回して伸長できるタイプのチッペンデールテーブルが多いですが、他のタイプのものもあります。
こちらはドローリーフのタイプ。天板下に収納されたリーフを引き出すタイプのテーブルです。
天板の縁のリーフパターン。
ニーのアカンサスの彫刻。
そしてボール&クロウの脚先。
まさにチッペンデールスタイルの特徴を兼ね備えています。先にご紹介したエクステンションのダイニングテーブルは追加板を含めると幅が最長で250cmほどの大きさになります。ドローリーフテーブルは基本的には幅90cm x 奥行90cmのサイズでリーフを引き出しても幅が最大で150cmほどですので、4人で十分という場合にはドローリーフテーブルをお勧めいたします。
ドローリーフテーブルは展開すると天板は長方形になりますが、オーバル型で天板を伸長しない一枚板のタイプのチッペンデールテーブルもあります。
幅150cm x 奥行100cmほどでご家庭でも使い勝手の良い大きさ。オーバル特有の柔らかさをそのままに省スペースの要請にも応えることができます。
英国伝統のスタイルをお家に取り入れる際には、ぜひダイニングからチッペンデールスタイルのテーブルを導入してはいかがでしょうか。