素材から選んでみようシリーズ④~ローズウッド材~
~ローズウッド材~
今回の素材から選んでみようシリーズ第4弾は<ローズウッド材>です。
18世紀後半にマホガニー材が高騰したため、その代替えの素材として
使用されるようになった木材です。
ナポレオンの時代の戦争でイギリスがポルトガルと友好関係にあったことから、
そのポルトガルの植民地であったブラジルに多く生育していたローズウッドを
輸入した事がきっかけになっていると言われています。
頑丈で害虫に強いのですが、天然樹脂が多いため繊細な彫刻には向いていません。
シンプルで表面がすべすべと滑らかに照り光る雰囲気が楽しめます。
特に北欧では人気の素材で、1940~1960年代にデザインされた
いわゆる「ミッドセンチュリー家具」の木材として世界に広まりました。
日本ではインダストリアルデザイナーの第一人者・柳宗理のバタフライスツールなどが
有名ですよね。
現在ではワシントン条約で絶滅危惧種に指定されているため、非常に入手困難になりました。
これからは価格も高騰していくことが確実とされる貴重な素材です。
当店商品でまずはこのヴィクトリアンダベンポートをご紹介しましょう!
ゴブレットやハスクのインレイが見事なローズウッドのダベンポートです。
それから1980年代のインレイセティなどはどうでしょう。。。
艶やかなローズウッドに背板の両脇は植物が透かし彫りされ、天頂部は繊細なインレイが施されています。
実用性と美観を伴った気品あふれる逸品に出逢う楽しさを味わってみませんか?
ご来店を心よりお待ちしております。