東京都庭園美術館
世界に誇るアール・デコの美術館へ…
こんにちは。
お正月休みが終わり、いかがお過ごしでしょうか?
平成から新しい元号に変わる年でもありますし、皆様にとりましても公私共に何かと心身を切り替える良いきっかけになるといいですね。
日本海側や北海道は極寒で大雪、太平洋側は寒くてカラカラ乾いた天気。
今年もまたインフルエンザウイルスが猛威を振っているようですから、いずれにお住まいの方も風邪やインフルエンザにはくれぐれも気を付けられますように・・・
万が一、罹患した場合はご自愛くださいませ。
さて、先日は目黒区白金台の「東京都庭園美術館」に行ってまいりました。。
本館の方がいわゆる【旧朝香宮邸】として建てられたもので、新館はギャラリーやミュージアムショップ、カフェになっており、2015年には国の重要文化財に指定されています。
そう、まさしく世界に誇る日本のアール・デコ様式の館として有名ですから、1度は足を運んで見たかったところなのです。
朝香宮鳩彦殿下がパリで事故にあい療養を余儀なくされ、看病に駆けつけた允子妃殿下と共にちょうど開催されていた1925年の『アール・デコ博覧会』の会場を訪れたことから端を発します。
関東大震災で家を建て直す時にアール・デコ様式を採用し【旧朝香宮邸】が誕生しました。
先ずは外観の白い建物自体を堪能してから、アーチのような形の門をくぐりぬけ、エントランスホールを入ってすぐに目に飛び込んできたのは、入口ドアに施された素晴らしいガラスのレリーフ!
4人の女性像が胸を張って浮き出たようなところをライトアップされているのです。これこそがあのフランスのガラス工芸家「ルネ・ラリック」が朝香宮邸のためにデザインしたもの。
まだ受付に辿り着く前なのに、ついスマホで写真撮影をしないでは居られませんでした。
廊下や階段、各部屋ごとの天井灯のランプもそれぞれ1つ1つがアール・デコのしかも個性的なデザインなので、いちいちその素敵さに立ち止まっては見上げてしまう有様。
何気に1階から2階へ上がる階段両脇の壁のデザインも
ご覧の通り、圧巻の素晴らしさでした。
数々の家具や調度品の素晴らしさもさることながら、允子妃殿下が自らデザインしたという「ラジエーターカバー」などはアール・デコ特有の同じ模様を繰りかえす美を再現していて見事なもの。
案の定「インスタ映え」するらしく、撮影する人がとても多いと聞きました。
因みに余談ですが有名な香水塔をはじめとして、内装を手掛けたインテリアデザイナーの「アンリ・ラパン」はフランスで作成されたものを船便で日本に運ばせたそうで、結局、一度も来日することはなかったというから驚きですよね。
さらに今回は【エキゾチック✖モダン/アール・デコと異境への眼差し】という展示会も開催されていました。
非ヨーロッパ圏の文化や美術との出会いはアール・デコの美意識と造形に大きな影響を与えたそうですね。
アフリカやアジアのダイナミックな絵画や彫刻など、フランスの美術館所蔵の国内初公開作品も紹介されており、充実した内容だったようです。
「東京都庭園美術館」を堪能する醍醐味は美術館の建物だけではなく、広々とした開放感ある庭園にもあるのだとしみじみ思いました。ですから美術館建物入場用の展覧会チケットと庭園チケットが別々にあるんですね。
昼間の青々とした芝生の庭、茶室のある日本庭園、西洋庭園等々、あちこちにオブジェもあり、ちょっとした散策には持ってこいの場所。。
そして夜間はそれらの庭園が静かにライトアップされていて何とも言えないムードがあり、併設するカフェやレストランでゆったり過ごすのもいい感じです。
アール・デコ様式のランプ類や時計、雑貨などは、ここウエストウッド店内でもたくさん鑑賞することが出来ます。
もちろんお気に召した商品がありましたら全てご購入可能ですよー。
ホームページ、インスタグラムも随時更新していますので、ご覧になってお気軽にお問い合わせくださいね。
スタッフ一同ご来店をお待ちしております。