木の杢目について
いろいろな杢目のご紹介
こんにちわ、WESTWOODANTIQUESです。
皆さんは杢目についてご存じでしょうか。
そもそも同音の木目は、木の断面に生じる年輪を指す言葉で、杢目は傷や気象等に起因する複雑な模様を指す言葉です。木目は多くの木材に見られますが、杢目は一部の木材にしか現れない希少なものなんですね。
当店で販売している家具はオーク、マホガニー、ウォールナット、ローズウッドがほとんどです。
それぞれに特徴的な杢目があるので今回はそれについて紹介したいと思います。
虎斑(とらふ):オーク
ナラ(オーク)やブナ、カシ類に見られる杢目で、大きく虎の毛皮のような縞模様から、虎斑(とらふ)と呼ばれています。
木の中心部分から放射線状にできる組織「髄線」が表面に現れたものです。周りの組織と密度が異なり、細胞壁が薄いためコントラストが付き、光沢があって銀色にも見えることから銀杢(ぎんもく)とも呼ばれています。一見傷や欠点のように見えるかもしれませんが、実は虎斑の出ている部分はほかより摩耗に強く、いい木材の証なんです。
リボン杢:マホガニー
マホガニーヤサペリなどにみられる杢目です。交錯木理の木材を年輪に対して直角に切ると現れる木目で、光の具合によって順目と逆目が交互に縞模様になって見えます。縄目杢、矢羽根杢とも呼ばれています。
交錯木理*とは、いくつかの年輪層とその隣の年輪層とが繊維の方向を違え、旋回しながら成長することにより生じるものです。
縮杢:ウォールナット
ウォールナットやカエデ(楓・メープル)類などによく見られる杢目で、木目が波状に縮んでしわがよったように見える「杢」のことです。繊維方向の木目とは直交するように現れます。
縮緬杢(ちりめんもく)」「波状杢(はじょうもく)」とも呼ばれます
風雨により樹木が曲がったり、枝の重みで樹木に荷重がかかったりすることで生まれます。
これらの杢目の他に希少な杢目が店頭にある商品で確認できますので、気が向いたら探してみてください。