時を超えて輝き続けるアンティークをご提案します

家具メンテナンス方法ご紹介

みなさまこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

昨日の雨から天気は回復して、日差しの気持ちい日曜日になりそうですね。

今週の半ばにはまた雨が降るそうなので、今日の内に洗濯物を干しておくと良いようです。

春のような陽気だったり寒さが戻ってきたりと、今年の冬は何とも衣替えしにくい季節ですね。

№4282 ダイニングチェア

今回は、色いれ・タッチアップとワックス掛けについてお話します。 この2脚は同時に入荷したもので、手前にあるものはこれから手入れするもの、
奥にあるのが手入れ済みのものとなります。
アンティーク家具は手入れ次第で輝きがまるで違ってきます。
一つ一つ丁寧に磨き上げることで、愛着もわきます。
長く使われていなかったものは塗装が白茶けてしまっていることが多く、
全体的に古ぼけた印象になってしまいます。

手入れ前
いたるところ塗装が落ちてしまい、白茶けています。

アンティーク家具の中にはペンキが付着していることが多々あります。

製作時工房に置いてあるときについたものなのか、

使用しているときについたものなのかわかりませんが、

入荷してきたアイテムにはそこかしこについています。

まずはこれらを綺麗に取り除いていきます。

この時にキメの細かいヤスリを使用するのですが、深くヤスリすぎないように気を付けています。

その後、もともとの色味に合ったステインをムラのないように綺麗に塗っていきます。

隅々まで見落としのないように塗り、蜜蝋ワックスで仕上げます。

手入れ後
ヤスリ/色入れ・タッチアップ/ワックス掛け

作業としてはヤスリ/色いれ・タッチアップ/ワックスと単純ではありますが、

これらの仕事を丁寧にこなし、お客様に気に入っていただけるよう心を込めて仕上げています。

シェラックニスを塗る際は色いれ・タッチアップの次に行います。

ニス(アンティーク塗装)はタンポずりという方法で行ないますが、

これはすべて手作業なので特に注意を払いながら塗装します。

ここで、手入れのコツをみなさまにお伝えします。

綺麗に仕上げるためのコツは、なんといっても丁寧に仕上げる事です。

最初はやる気に満ちていても、途中から集中が途切れてしまったりします。

大きなものだったり、数脚揃っているものは特に大変です。

しかし、途中で諦めてしまうと色合いにムラが出てしまいます。

しっかりと時間を確保してのんびりでも良いので

愛情もって仕上げていくことが何よりも大切なのです。

写真の通り、手入れをすることで表情がまるで違ってきます。

みなさんのお宅にある家具も是非手入れをしてみてください。

ウエストウッドで使用している蜜蝋ワックスは、店頭にて販売もしております。

また、クリーニング・再塗装も承っております。

長く大事に使っていくための手入れを、

暖かくなってきたこの機会にいかがでしょうか?

関連コンテンツ