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個性あるレザートップ

アンティークのテーブル、特にデスクの中にはよく天板にレザーが貼られているものがあります。木製の家具にレザーを用いると単調にならずメリハリが生まれるという利点もありますが、それ以上に当時実用的な目的がありました。

 当時の筆記用具は現在と異なり万年筆や羽ペンが主流でした。木材よりもレザーの方が抵抗が少なくペンの滑りも良いため、レザーの天板は重宝されました。

レザートップのアンティークデスクは今でも流通していますが、ものを書いたり事務仕事をしたりと天板は一番酷使するパーツですので、きれいな状態で残っているレザーは貴重と言えます。

天板に使用されるレザーには色と金彩でそれぞれ個性があります。では色ごとにレザーを取り上げてみましょう。

【レッド】

まずこちらはしっとり艶やかなレッドのレザー。縁には植物モチーフの金彩が施されています。四隅にはポイントとして可愛らしいお花がありますね。

こちらはもう少しダークトーンのレッド。金彩は2ヶ所。外側は唐草文様でしょうか。細かな装飾を詰め込み非常に華やかです。そしてその1つ内側の四隅にも重ねて百合の紋章のような金彩があります。

こちらは先に紹介した2つのものより、カラーリングがビビッド。金彩ではなくエンボス加工のみでシンプルに仕上げてあります。

【グリーン】

お次はグリーン。天板に使用されるレザーのカラーですが、レッドとグリーンが最も多く見受けられます。

レッドと比較すると落ち着きがあり、紳士的な印象になりますね。

こちらの金彩は枠組みがしっかりしたタイプ。そして四隅には大きさの異なる金彩がそれぞれ3ヶ所配置されています。

金彩が二重加工のものもあります。

【イエロー】
こちらはワインテーブルのお写真。デスクの他にワインテーブルもよく天板にレザー加工が施される家具。イエローのレザーの縁と中央に金彩があるものです。

このようにレザートップの家具を見てゆくと、レザーが貼ってあるだけで高級感が生まれるような気がします。手触りも滑らかな上質なレザーを店頭にてぜひチェックしてみてください。

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