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ミュージックキャビネットとは

ミュージックキャビネットとは、主として楽譜やレコードを保管するために作られたキャビネットのこと。

楽譜やレコードを収納するという機能から、1段1段の引き出しは幅が広く且つ高さが低め。引出しは4~5段のものが多く、本体にオープンスペースやガラス扉のディスプレイスペースが設けられているものもあります。

またミュージックキャビネットによく見られるのが、この引出しのちょっとした仕掛け。楽譜を取り出しやすいように、引出しを引くと前板がパタンと下に落ちるようになっています。

こちらはさらに大きいタイプのミュージックキャビネット。幅60cm x 奥行40cmほどのサイズが標準的ですが、このミュージックキャビネットの大きさと収納量は通常の2倍ほどありそうです。楽譜をしまう引出しのほかに隠し収納と見せる収納の2つが備わっています。

より箱型に近いフォルムのミュージックキャビネットもあります。こちらは取っ手を手前に引っ張ると楽譜の収納スペースが現れるタイプ。天板の奥まった所にはお部屋の空間を大きく見せる効果があるミラーも付いております。

 ミュージックキャビネットは上流階級の住宅で使用されることが多かったため、高級木材のマホガニーで作られているものがほとんど。

加えてインレイやカーヴィングで豪華に飾り立てられているのも特徴。インレイやカーヴィングのモチーフには音楽に関連したものが用いられることもあります。

こちらのミュージックキャビネットはまさにそのケースで、ペディメントにはハープ、そしてその下やボディ前面にはトランペットが彫刻されています。

ミュージックキャビネットは現代では楽譜やレコードだけでなく、書類の収納にも一役買ってくれます。オフィス収納のサポート役としても華やかなミュージックキャビネットをお迎えください。

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