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幸福を掴む脚…ボウル&クロウの魅力

世界のスポーツの祭典、東京オリンピック開催まであと1年となりましたー。
スポーツと言えば・・・
今やアメリカ大リーグのエンゼルスで大活躍している野球選手、大谷翔平。
投手と打者の二刀流と言われていますが、それこそまさしく彼は野球の「ボール」で栄光や幸運を掴み取ったようなもの。そして日本人の私達に夢を与えてくれています。

実はアンティーク家具には「ボールを掴む」ということから連想させるようなデザインのモノがあります。

アンティーク家具のテーブルやキャビネットなどのいわゆる猫脚(ネコあし)はファンは多いのでよく知られていますよね。
そして【ガブリオールレッグ】と呼ばれる脚先に龍や鷲、獅子などの爪がボールをがっちりと掴んでいるようなデザインがあるのをご存知の方も多いのではないでしょうか?
それが「ボウル&クロウ」(Boll&Claw)と言われる脚のデザインです。

例えばこちらの【ハーフムーンカップボード】。
1910年代の縮み杢が美しいウォールナットです。

踏ん張っている4つの脚にご注目・・・これこそ「ボウル&クロウ」ですね。
節くれた脚の爪がガッチリとボールを掴んでいます。

3ドア式で金具もオリジナル、彫刻も施されていて風格が感じられます。
因みに中は両サイドには棚、中央には引出しが付いており収納も抜群でこんな感じです。

そしてこちらチッペンデールスタイルの【オケーショナルテーブル】。
マホガニーの美しい杢目と色味も素敵です。

華奢にも見えるスラリとした4本のその脚先は・・・確かに珠を猛禽類の脚が掴んでいる
「ボウル&クロウ」のデザインです。

さらにこちらの重厚感あふれる【チッペンデールサイドボード】。
ふんだんに施されたアカンサスの彫刻も華々しくて素晴らしいですね。

どっしりしたサイドボードを支える実に8本もの脚はもちろん「ボウル&クロウ」です

ひとくちに「ボウル&クロウ」と言ってもそれぞれ微妙に違うので興味深いものです。
元々は古代中国で発祥してイギリスに伝わった装飾とされます。
ボウル=「玉」「珠」は知恵や財産を意味するため、それを縁起の良い動物が掴んでいることから、幸せを掴んで運んでくれる意味が込められているのですね。

現代で言えば有名なアニメの「ドラゴンボール」を思い出す方もいるかもしれません。
風水では運気を上昇させる、あらゆるものを手に入れることが出来る、などと言われているそうですよ。

ちょっと気になった家具の脚元を見て、もしも脚爪がガッチリとボールを掴んでいましたなら、もうそれは幸運を掴むチャンスが巡って来た暗示かもしれません!
歴史を刻んできたアンティーク家具が貴方に是非とも幸運をもたらしますように・・・。

スタッフ一同、ご来店を心よりお待ちしております。

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