時を超えて輝き続けるアンティークをご提案します

小ぶりなキャビネットのご紹介

ピアキャビネット(pier cabinet)とは、ドローイングルームで使用された小ぶりで優雅なスタイルのキャビネットのこと。ピア(pier)とは英語で窓と窓の間の壁を指し、もともとその場所に設置される目的でヴィクトリアン時代に初めて制作されました。

用途としてはコンソールテーブルと似たようなイメージですが、ピアキャビネットは同時に内部に収集品やチャイナを飾る目的で使用されていました。内部に飾られた最高級の品々に引けを取らないようにキャビネット本体にもバーウォールナットやマホガニー、ローズウッドといった高級木材が用いられていました。加えてオルモル金具やインレイでさらに華やかに飾り立てられているものも多くあります。

19世紀に制作されたピアキャビネットで現存するものは、特に希少価値が高いとされています。今回新たに入荷したピアキャビネット3点も同時期に制作されたものになります。ピアキャビネットという同じ区分ですが、それぞれ色がありますのでぜひ1つ1つご覧ください。

関連コンテンツ