パーケットリーとマーケットリー
アンティーク家具の装飾
アンティーク家具の装飾の一つに寄木細工あります。
その名の通り木を寄せて模様を作る細工なのですが、模様によってその呼び名がパーケットリーとマーケットリーに区別されています。
パーケットリーは市松模様などの幾何学模様の寄木細工のことです。
木目の方向や色の違いだけで幾何学模様を作り出すのは高度な技術で、特にフランスで見かけることが多い寄木細工です。
ヨーロッパで普及し始めたのは17世紀後半のヴェルサイユ宮殿の床に導入されたものが始まりだとか。
床の場合はパーケットといいますが、一枚一枚精密に貼っていくパーケットはまさに豊かさの象徴だったのでしょう。
現在もヴェルサイユ宮殿のいろんなお部屋でいろんなデザインのパーケットが見れます。
マーケットリーは花や植物、食器や楽器などのモチーフの寄木細工。
薄い木材をくり抜き、色の違う薄い板をはめ込んで作り出した美しい模様のシートを家具に張り付ける技法の事を言います。
当店にもパーケットリーとマーケットリーを施された商品を多数ご用意しております。
是非店頭またはネットショップでご覧ください。