ジャン・ジャンセンとは
ジャン・ジャンセン(1920~2013)は、フランスで活動したアルメニア人が画家。本名はフランンス語でジャン=オヴァネス・セメルジアン、アルメニア語ではホヴハンネス・セメルチャン。
卓越したデッサン力により様々なコンクールで受賞を重ね、20002年にアルメニア国家勲章、2003年にはフランスの最高勲章 レジオン・ドヌール勲章の受賞しています。
ジャンセンの主要作品の多くはパリ市美術館に所蔵されており、原画・版画ともに人気作品の入手は困難であり、2013年に他界してからそれはより顕著になりました。
ジャンセンといえばバレリーナをモチーフにした作品が有名で水彩画のようにぼかした色で彼女たちの感情を表現し、線を多用した構図は本質を映し出しています。落ち着いたトーンと独特な描写により描かれた作品は、雰囲気が漂い魅力的です。
また版画の技法(銅版画やリトラグフなど)によって生まれるニュアンスの違いなどに応じて作風を切り分け、巧みに表現するのもジャンセンのこだわりの一つといえます。
彼の他のシリーズは
- ベニス
- 闘牛
- マスカラード(仮面舞踏会)
- プロセッション(宗教行列)
- カーニバル
- 神話
- 虐殺 などがあります
日本では1993年4月24日、長野県安曇野にに世界で初めてのジャンセンの専用美術館「安曇野ジャンセン美術館」が開館しています