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アンティークのスタイルのご紹介

トーマス・シェラトン(1751~1806)

彼はキャビネットメーカーで家具職人として修業をしたとされていますが、彼がてがけたとされる家具はありません。

ではなぜ”シェラトン様式”といわれる家具が当時流行していたかというと、彼が優秀な製図家であったからです。 

1791年に彼の図集『The Cabinet Maker and Upholstere’s Drawing Book』(家具設計図集)の1作目が出版されたことで、最先端であるデザインを家具の黄金期といわれる当時の職人さんたちが忠実に製作することでシェラトン家具は生まれました。

シェラトン様式は18世紀末まで発展し チッペンデール様式、ヘップルホワイト様式と並び18世紀のイギリス三大流行様式と呼ばれています。垂直にのびた先細の脚、シンプルで上品な作りにアダムやヘップルホワイトなどの装飾の特徴をうまく調和させていることが特徴です。

                   出典:NICHOLAS WELLS

    ▲アダム様式やヘップルホワイト様式の影響が見られるシェラトンのデザイン

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