オークの素朴な質感
新入荷のアンティーク置時計をご紹介
街路樹が紅葉してきましたね。お店の近くの中野通りは銀杏の鮮やかな黄色に染まっています。
今年は寒暖の差が大きかったせいか、木々の冬支度が慌ただしく感じます。
色づき始めたと思った木は数日中で葉を散らしたりと、
木々が揃って色づく景色は見られないでいます。
公園などの木々は同じように紅葉しますが、
山の木々は多種多様でなかなか足並みが合わないのでしょう。
なんとか山一面が紅葉する景色を見て今年の秋を終えたいですね。
今回は置時計をご紹介します。
時計塔を切り取った様なデザインです。
導管の多いオーク材が家を模しているこのデザインに非常にマッチしています。
屋根の上部や、小窓などところどころに真鍮の金具が装飾されており、
木造だけの時計よりもワンポイントある引き締まったデザインとなっています。
時計はゼンマイ式でゼンマイを全回まで回すと4~5日の間、時を刻みます。
古い時計の中には、ゼンマイ式から電池式に取り換えられているものもありますが、
飾り時計として使用するのであれば、ゼンマイ式の方が趣がありますね。
オークの材質を引き立たせるためか、
金具装飾も文字盤も落ち着いたデザインとなっていますが、
この古めかしいデザインが、マホガニーなどの艶感がある
木材には出せない味わい深さを演出します。
正確に時間を刻むことが時計の役割ではありますが、
好きな時に時を刻める時計は、大切な時間を作るのにちょっとした演出をしてくれそうですね。