「アールヌーボー」と「アールデコ」
「アールヌーボー」と「アールデコ」の違いについて
今回は「アールヌーボー」と「アールデコ」の違いについてご紹介いたします。
【アールヌーボー Art Nouveau】
時期:19世紀末~20世紀初頭
イメージ:エレガントで装飾的
デザイン:曲線的
モチーフ:花や植物
場所:ベルギー(ブリュッセル)やフランス(パリ)中心にヨーロッパで流行
意味:イギリス発祥の新芸術運動で、Art(芸術)とNouveau(新しい)で「新しい芸術」という意味を持ちます。
作家:エミール・ガレ、ルイ・マジョレル、ドーム兄弟、ミューラー兄弟、シュナイダー兄弟など
【アールデコ Art Deco】
時期:1910年~1930年代
イメージ:装飾性は低く、機能的
デザイン:直線的
モチーフ:幾何学模様
場所:ヨーロッパ、アメリカ(ニューヨーク)を中心に流行
意味:Art(芸術)とDéco(装飾) パリ万博の「L’Exposition Internationale des Arts Décoratifs et Industriels modernes」の略から来ています。
作家:ルネ・ラリック、ピエール・ジル、シュナイダー兄弟、マウリス・エルンスト・サビノ、ジャン・ノヴェルディー、ミューラー兄弟
アールヌーボーは装飾性が高いため大量生産には向かず、第一次世界大戦の勃発とともに衰退しました。その代わりに広まったのがアールデコです。
どちらも短い期間に大流行し、一気に廃れてしまったことが共通点ですが、どちらもリバイバルによって何度も再注目を浴びています。
当店で取り扱っている照明はすべて当時のもの。リバイバル品ではございません。
今回ご紹介した以外にもたくさん取り揃えております。
是非、店頭またはネットショップで本物の「アールヌーボー」「アールデコ」に触れてみてください。